陸王のモデル企業は「きねや」と「アシックス」?シューズのモデルは?

陸王のモデル企業は「きねや」と「アシックス」?シューズのモデルは?

池井戸潤先生原作のドラマ「陸王」。

陸王には役所広司さん演じる宮沢紘一が経営する老舗足袋会社「こはぜ屋」や大手シューズメーカーの「アトランティス」といった企業が登場します。

「こはぜ屋」「アトランティス」にはモデル企業はあるのか?

またランニング足袋「陸王」のモデルは?

今回は「陸王のモデル企業は「きねや」と「アシックス」?シューズのモデルは?」というテーマでお届けします。

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陸王「こはぜ屋」のモデル企業は「きねや」?「陸王」のモデルは「きねや無敵(MUTEKI)」!

物語の主人公である足袋会社の社長・宮沢紘一が経営する老舗の足袋会社「こはぜ屋」

この企業のモデル企業「きねや足袋株式会社」ではないかとされています。

というのも「こはぜ屋」が開発するランニング足袋「陸王」のモデルとなったのは「きねや足袋株式会社」が開発した「きねや無敵(MUTEKI)」とされているからです。

カラーラインナップが豊富で、おしゃれですよね。

スポーティなファッションアイテムとして取り入れるというのも悪くないかもしれません。

ただ、個性的ともいえるので、初心者が合わせるのは意外に難しいかも?

「きねや無敵(MUTEKI)」価格は5,000円~6,000円程度なのでそこまで高くないのもうれしいですね。

値段の安さと「陸王」効果でランニング足袋に注目が集まって一時的なブームが訪れる可能性があるかも。

陸王「こはぜ屋」のモデル企業「きねや」ってどんな会社?

陸王「こはぜ屋」が開発するランニング足袋「陸王」のモデルシューズを製造している企業「きねや足袋株式会社」は埼玉県行田市を拠点とする会社です。

元々は創業社長・中澤武男氏が昭和24年(1949年)「中澤足袋有限会社」として創業。

その後、昭和27年(1952年)高級足袋の仕立てを始めたとされています。

それから、昭和39年(1964年)ゴム底の足袋製造を開始し、同年に会社名を「きねや足袋株式会社」へ変更

平成2年(1990年)二代目として中澤憲二氏が社長就任

「きねや無敵(MUTEKI)」「ゼロベースランニング」を提唱するトレーナー高岡尚司氏からはだし感覚で走れるランニングシューズの開発を持ちかけられたことがきっかけで、開発に着手し平成25年(2013年)にランニング足袋「きねや無敵(MUTEKI)」は世に送り出されたそうです。

そして「きねや無敵(MUTEKI)」が販売された翌年の平成26年(2014年)三代目として中澤貴之氏が社長就任。

「きねや足袋株式会社」は1949年から続いている会社で、2017年現在は創業から68年の歴史と伝統がある会社ですがランニング足袋「陸王」のモデルになった「きねや無敵(MUTEKI)」世に出てきて、まだ4年程度しか経っていないことには驚きですね。

もっと古いものだとばかり…。

陸王のモデルシューズ「きねや無敵(MUTEKI)」の開発のきっかけとなった高岡尚司って?

「きねや足袋株式会社」を調べると、気になるのはランニング足袋「きねや無敵(MUTEKI)の開発のきっかけになったトレーナー高岡庄司氏とは誰って感じですよね。

もちろん、私も気になったので調べてみました。

高岡庄司氏は、1978年生まれ、福岡県大牟田高校から帝京大学へ進学し、関東学生対抗陸上選手権大会などで活躍。

現役時代から怪我で選手としての道をあきらめ、トレーナー、鍼灸・あん摩マッサージ師として活動していくなかで、「きねや足袋株式会社」と「きねや無敵(MUTEKI)」を共同開発。

高岡庄司氏は、自身が怪我に悩まされ選手の道をあきらめたことから、体の使い方を改め、人間本来の効率的な体の使い方で、楽に、怪我なく走るフォームや理論を見い出し、そのメソッドをまとめた「ゼロベースランニング」を提唱し、普及活動にも取り組んでいます。

「ゼロベースランニング」はあらゆるランナーに向けられたメソッドのようで、記録の伸び悩みや怪我に悩まされているランナーにもいいのだとか。

ドラマ「陸王」では、竹内涼真さん演じる茂木選手が怪我をしたこともあり、ゼロベースランニングの理論を取り入れてみたりしたら面白いかもしれませんね。

高岡庄司氏は、競技選手の道は諦めたといっても、ご自身が提唱する「ゼロベースランニング」や裸足でのランニングで今もランニングやトレイルランを楽しみ、大会にも出場されているようです。

自分が怪我に悩んだからこそ、後進のランナーたちに同じような悩みをもってほしくない、そして、怪我に悩んだ自分がランニングを続けることで、提唱するメソッドを実証しているのでしょうね。

私も趣味程度にスポーツはするので「ゼロベースランニング」がどういったものなのか、非常に興味が湧いてきました。

陸王「こはぜ屋」、ランニング足袋「陸王」にモデルは存在しない?

さて、陸王に登場する「こはぜ屋」ランニング足袋「陸王」のモデル企業、商品は「きねや足袋株式会社」と「きねや無敵(MUTEKI)」とご紹介はしたものの、実は、「こはぜ屋」「陸王」ともにモデルは存在しないとされています。

原作者の池井戸先生が「きねや足袋」に取材にいったのは間違いなく、そこから「こはぜ屋」「陸王」のモデルは「きねや足袋」と「きねや無敵(MUTEKI)」だと注目されたのですが、調べていくうちにあることに気づいてしまいました。

それは「きねや足袋」が「きねや無敵(MUTEKI)」を世に送り出したのは平成25年(2013年)のこと。

そして、原作の陸王が小説すばるにて連載されたのは平成25年(2013)年7月からです。

小説の書くための取材や構想を練る時間はかなり要することを想像すると、池井戸先生はかなり前の段階で「きねや足袋」に取材にいったと思われます。

ということは、2013年よりも前の段階で取材した可能性も高く、取材当時に「きねや無敵(MUTEKI)」はまだ存在していなかったのではないでしょうか。

そのことも気になり調べると、やはり、取材当時「きねや足袋」はランニング足袋の構想を持っていただけにすぎなかったようで、池井戸先生自身も陸王のモデルについては「モデルがなくてもかけるのが作家です」と述べています。

また「きねや無敵(MUTEKI)」は足袋の底に5mm程度の厚みのゴムソールを貼り付けたもので、陸王に登場した「シルクレイ」のような新素材を用いたソールの開発もしていません。

このことから「こはぜ屋」「陸王」のモデルが「きねや足袋」「きねや無敵(MUTEKI)」という線はかなり薄くなる上に、さらに、公式にTwitterでの回答がされていました。

原作者の池井戸先生サイドからの公式の回答で「陸王」のモデルはなく、完全なるフィクションというのが真実ですね。

でも、実際に池井戸先生は「きねや足袋」に取材にいっていますし、まったくもって元にしていないというのはちょっと違うんじゃないかと思ってしまいます(笑)

単に足袋製造業とはどういうものかという取材だったのかもしれませんが、読者、視聴者としてはいろいろと想像したくなるのが心情ですよね。

本当にフィクション?アシックスからアトランティスにつながる要素が!?

原作者の池井戸先生サイドからの回答で、陸王」は完全なるフィクションで、モデルの企業や製品は存在しないというのが真実ですが、スポーツメーカー「アシックス」の歴史と陸王を見比べてみると、その歴史から「アトランティス」につながる要素がみつかりました。

アシックスは、創業社長の鬼塚喜八郎氏昭和24年(1949年)「鬼塚」として創立したスポーツメーカーで、当時はバスケットボールシューズの開発を手掛けており、その後、マラソン足袋の製造に着手しました。

鬼塚喜八郎氏は、マラソン選手の多くが悩まされていた足のマメに着目し、マメのできる原因を追及したところ、大阪大学医学部の水野教授から足のマメができる原因は「熱」だと教わり、その原因を解消するべく、試行錯誤した末、シューズに穴を空けて、シューズ内の空気と外気を交換する機能を備えたマラソンシューズ「マジックランナー」を開発し、爆発的なヒットを記録したのだとか。

「マジックランナー」が世に送り出されたのは昭和39年(1959年)のことです。

そして、昭和42年(1962年)に、三村仁司が入社

三村仁司は第2製造課と研究室を経て、別注シューズ部門を任されることになり、トップ選手たちの個別の要望を取り入れた別注シューズを手掛けることに。

アシックスは、トップ選手に自社ブランドのシューズを履いてもらうことで、宣伝効果が高まると見込み、「頂上作戦」と呼ばれる作戦を決行し、トップ選手の獲得に乗り出します。

アシックスは、東京オリンピックをきっかけに世界進出を図ろうと目論見、ローマ・オリンピックで金メダルを獲得した「アベベ・ビキラ」に自社のシューズを履いてもらうことに成功。

ローマ・オリンピックで金メダルを獲得したアベベは、その時、自身の履いていたシューズが壊れ、現地で自分に合うシューズが見つからなかったことから裸足で、大会に臨んだ結果、ほとんど無名だったアベベが見事に優勝を果たしたことから、一気に注目を浴び「裸足のアベベ」といわれており、東京オリンピックでもアベベは裸足での出場を主張していたようです。

そんなアベベに鬼塚氏は、日本の道にはガラス片などが落ちていて危ない、軽いシューズを作るから履いてくれと説得。

しかし、鬼塚氏の説得もむなしく、当時はまだ専属契約が一般的ではなかったために、アシックスはアベベとの専属契約は結んでおらず、肝心の東京オリンピックでアベベはプーマのシューズで出場

そして、見事に優勝してしまったのです。

このことはアシックスとしては相当のトラウマになります。

それもそのはず、アベベはオリンピックのマラソン種目で史上初の2大会連続優勝を成し遂げたわけですから、仮に自社製品を履いて出場していたらどれほどの利益がアシックスに入っていたかと考えたくもないですよね。

このアシックスの「頂上作戦」が陸王でアトランティスが有力選手とのサポート契約を結ぶという設定に繋がっていそうですよね。

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(まとめ)陸王のモデル企業は「きねや」と「アシックス」?シューズのモデルは?

結論、陸王にはモデル企業や製品はなく、完全なるフィクションというのが公式での回答でした。

しかし、アシックスの歴史や原作者の池井戸先生が「きねや足袋」を取材していたことから、モデルが一切ないというのは違うのでは?と思いたくなるのが心情です。

それに、実際にモデルはなくともそういった企業の歴史などを知り、想像するのもひとつの楽しみといえるのではないでしょうか。

以上「陸王のモデル企業は「きねや」と「アシックス」?シューズのモデルは?」についてでした。

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